| 【テーマ】 | ギガビットと電子商取引の展望 |
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| 【講師】 | 経済学博士 須藤修（東京大学教授：社会情報研究所） |
それではデモンストレーションを、先進的な例でまだ実験段階なのですがNTTの武蔵野通研の方でやっているショッピングですね、サイバーショップについてまず見ていただいて、あとは電子マネーを見ていただきたいと思います。それでは始めようと思います。
私は今、紹介した多くの日本の電子商取引は大体ウェッブでやっていて、文字情報とかせいぜい検索エンジンを積んでいる程度のものだったんですけれども、将来はおそらくリアルな買い物をする感覚でサイバースペースに入って買い物をするという形になると思います。その先駆的な取り込みはNTTやNTTデータがやっているんですが、そのNTTの三次元空間のサイバーショップを紹介しようと思います。
次にタイヤ屋さんに行ってタイヤを買ってみましょうか。
例えば私は名刺を二つ、ノルウェーの国際会議に持っていきました。東京大学の教授の名刺は大した反応がなかったのですがNTTのリサーチプロフェッサーという名刺を出すと世界中の研究者達が反応を示してくれました。それだけNTTの方がえらいのです。（車の部品を売るお店で）今、種類をいろいろと拡大してみます。するとそういう図柄がでてきます。
どれか一つ買ってみましょう。…それを押すと買うってことになります。タイヤは持てませんからこういう形で。販売員の方々の顔も見られます。それでいろいろ買い物を確認してください。二つ買い物をして申し込むという形になります。これには決済機能はまだないわけですけれども、決済の仕方もいろいろと、こちらの方は今、研究者の研究の水準のもの、いろいろ…すでに実用化されているインターネットで買い物すると。…雑誌とかがデジタルで買えます。ほかにもいろいろあります。
 結婚式場に入る |
 タイヤ屋でタイヤを購入 |
 インターネット上で注文 |
…というのを首席研究員の野津さんという方が東京の研究所にいらっしゃるんですけれども、その実際の代金を私が自腹で持ちましょう、とおっしゃっていただいておりますので今野津さんのお金で払ってもらっています。こういうプレゼンにですね、不正にコピーして写真を使うと肖像権の侵害とかいろいろな問題がありますが、ちゃんとお金を払って買ったからにはこれをどう使おうと勝手なんです。あっちはそれでビジネスをするのは認めないという条件を含めている写真なんかがありますけれども、コピーして他の人にヤルのはダメだよとかっていう条件付きです。そういう形で僕はこの写真を自分のために使う、デザインのために使うことは自由です。これを加工して、もっと他の画像に…このようにインターネットを使って商品購入、そして決済まで実施する。しかしそのためには、もっと太い回線が必要です。郵政省が世界に先駆けてがんばっていただいているようなあのように太い…（原田さんをはじめとするNTTの方々にお礼を言う）
【情報産業協会 多久和副会長】
山陰はピンチなこともありますけれども、逆に大きなチャンスを迎える、これがここ2～3年の状態であろうと思います。非常に情報化を急ぐことが大きなチャンスを迎えるだろうと思います。
須藤先生、ありがとうがざいました。須藤先生には第２部にもコーディネーターをお願いしています。では須藤先生に大きな拍手をお願いします。